これから転職を考えている人へのアドバイス

自分が何を目標にしているか考えてみよう、人生は君が考えているより長くない。目標もなく流されるままに過ごす10年より、計画をもって頑張る3年の方がはるかに充実しているのは、容易に想像つくと思う。
時間だけは、多くの若者に与えられた平等な権利、感性が豊かな時間を無駄にしないで欲しい。
タクシーの仕事は、年齢、経験、性差不問の仕事で、東京23区のマーケットで言えば48000人で競争をしているのだ。密度（生産性）の高い仕事をすれば、高収入と多くの自由時間を得られる。言い換えれば、創意工夫が収入に直結する仕事でもある。成功している仕事のできる先輩の真似をするのが、一番近道だろう。どの会社でも、成績上位の多くは、入社歴の浅い目的を持った人が占めている。突然人生の目標と言われても戸惑うかもしれないが、単純に３～５年の計画と考えれば良い。まずは寮に入って、収入の一部を貯金しよう。20代の君ならば、同世代の若者の2倍の収入を得られるだろう。結婚のため、旅行のため、家族のため・・・収入の1/4を貯金して将来の目的に向けて準備しよう。

まだ目標が定まってなくて、今すぐ使う当てがない人にとっては、お金を貯めることが目標でも良いだろう、目標はいずれ現れるし、お金は無いよりあった方が助かる。収入はそこそこで構わないが、趣味や自由時間を有意義に過ごしたいといったワークバランスを重視するライフスタイルを志向する人も増えている。そんな君にもタクシーの仕事はピッタリである。夏は北海道の農場で働き、稼げる冬は東京でタクシーに乗るなんて働き方も素敵じゃないかな。
車の運転が好きでタクシードライバーを選んだ君も、タクシーはサービス業だと言うことを忘れないで欲しい。流し営業のタクシーをお客様が探す時代から、アプリや電話で自分に合ったドライバーを選ぶ時代に変わりつつある。長く活躍できるドライバーとして、運転プラスαも身に着けて欲しい。語学、観光、介護等々時代に合ったサービスは付加価値として認められる時代がやってきた。今後AI技術が進み、将来車は自動運転になるだろう。
そんな時でも身につけたサービスの資格は君の助けになるだろう。高齢化社会、インバウンドの増加、公共交通としてのタクシーは世の中に必要不可欠な存在であり、コロナ禍でもエッセンシャルワーカーとして社会のインフラを支える仕事として評価された。仕事の大いなる喜びは、人に感謝されることである。
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